アンナの毎日

夫frdと猫「まる」との小さな生活の雑記録です。

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晩年のこころ

午前中は中三の授業。みんなひどい風邪っぴきで、くずかごが鼻水のついたティッシュペーパーで溢れている。frdも会社でひどい風邪移されて帰ってきたし、私もまたまたぶり返しそう。

午後から春おばあちゃんが入院している病院へ、アンナパパ、ママと。

夏に腰を骨折して以来、とうとう寝たきりになってしまった春おばあちゃん。年末年始の5日間を自宅で過ごすために外泊するので、病院の助手さんにおむつ交換のやり方をママと教わって帰ってきた。

おむつは一日に5回交換。
問題は体位交換で、2時間おきに夜中も起きてやらなければならない。たった5日間とはいえ、さすがにママが1人でやるのは無理。

それで夜の間だけ3時間おきにして、夜の12時と夜中の3時はママにやってもらい、早朝に私が実家へ行ってそっと鍵を開けて入ってすることに決める。

床ずれなんか作ってしまったら大変!一度できたらなかなか治らないので悲惨なのだ。今の病院でせっかくきちんとお世話していただいているので、頑張らなくちゃ。

あばあちゃんがいる間だけ冬期講習もお休みだし、ママと二人三脚で何とかなるかな。

それにしても、おばあちゃんを見ていると晩年の幸せって何だろう、と考えてしまう。

春おばあちゃんは子供が5人いて、しかも若い頃からずっと長男一家と一緒に暮して来たし、経済的にも潤沢だったことから、自分の老後の身の処し方に切実感を持って思いを馳せることなどあまりなかっただろう。

さらに自分自身には舅姑を看たという経験もなかったし、なければ人には想像力というものがあって経験の代わりになるのだけど、それも乏しいので、客観的に自分の境遇を理解して周りに対して感謝したり配慮したりということができなかった。

つまり自分の老い方に対する覚悟というものを若い頃からほとんどしてこなかった。

たとえ覚悟のできている人だって、老いれば気持ちも老いる。人格もブレてくるし、だんだんわがままになってくる。

まして若い頃から何にも準備をしてこなかった人がどうなるのか。

結果、
おばあちゃんの言動に振り回された子供たちがあらゆることでことごとく言い合いを繰り返し、とうとう決裂。
長女であるアンナママがおばあちゃんを引き取ることになって早10年経つけれど、その間一度も他の兄弟たちはおばあちゃんの顔を見にもこない。

アンナママやパパの世話を受けながらも、いろんなことで不平一杯、どこへ入院しても不満一杯。
満足できないおばあちゃんには、幸せな居場所はとうとう生きている間に見つかりそうもない。

なんて淋しい晩年なんだろう。

この10年、兄弟間のごたごたや、おばあちゃんに対する愛憎の中でお世話を続けてきたアンナママは、

自分はなるべく周りに迷惑をかけないで逝きたいから、できる限り自分のことは自分でやって、気をしっかり持って頑張りたい、といつも言う。

それは大切な心がけだと思う。
では私はどういう晩年を迎えるのかと考えていたら、ふとこう思った。

たとえどんな死に方をするにしても、人に迷惑をかけないで逝くというのは不可能。まして、子供がいない私たち夫婦は、100%他人にお世話をしていただくのだ。

体が頑健じゃない私なんかは、案外早くから人のお世話になるかもしれない。だから、アンナママのようにギリギリまで自分の力で頑張って、気を強く持って暮す、という自信はあまりない。

それならば、お世話をしてくれる人にうんとお世話をかけて、その代り心から感謝をしよう、と思う。

他人にお世話をしてもらうということは、たぶん細々としたことで言えない不満があったり、遠慮してかゆいところに手を伸ばしてもらえないというようなことが多々あるでしょう。

でも、与えられたベッドひとつ、布団一枚、おむつ、3度の病院食、週に一度のお風呂、そういうものに満足をして感謝して過ごすということ。晩年の私にできることは、たぶんそれが全てだろう。

本当にそのような心境に達することができるなら、悪くない晩年だと思う。
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コメント

アンナさん、こんばんわ。
素敵です、アンナさんの考え。
わたしもこのアンナさんの考えを、大事に忘れずにいたいと思います。
でも、認知症になったら、忘れちゃいますね(笑)。
アンナさんの提案する、「美しいおばあちゃん」に私もなりたーい!

  • 2006/12/30(土) 00:10:01 |
  • URL |
  • まりぼー #mQop/nM.
  • [編集]

>まりぼーさん
ありがとうございます。
本当は言うほど易いことではないのかもしれないけど、そういう自分でありたいな、と思っています。
なんて、私もしっかり認知症ですっかり忘れてしまうかもしれないけど(笑)それはそれでいいですよね!
美しいおばあちゃん、一緒になりましょうねv-254

  • 2006/12/30(土) 19:45:37 |
  • URL |
  • アンナ #DhuRAo1g
  • [編集]

色々考えさせられる内容でした

昨夜こちらに帰ってきて、久しぶりにブログを見させてもらいました^^

今会社でケアフィッターの資格を取るべく、ちょっとダケ勉強をしてるのですが、その中で「ジェロントロジー」という内容があるんですね。それは「老い」についての考え方を問う学問(なハズ!)なのですが、それに通ずるモノがアンナちゃんから伝わってきました。

そうだね。感謝は大事よね。
今年は何事にも、そしてどんなことにも心穏やかに行きたいな!

  • 2007/01/05(金) 18:19:59 |
  • URL |
  • 小夏 #t50BOgd.
  • [編集]

>小夏ちゃん
小夏ちゃんも勉強始めたのね。なんか私の周りは偉い人が多いなあ。刺激されます。
そういう老人に私はなりたい、と思うのだけど、実際に老いの心境になってみるとどうなんだろうね。でも理想は持っていたいものです。

関係ないけど、おとといfrdは夢に小夏ちゃんが出てきたらしい。ホームパーティーをしていて、frdがみんなのために納豆トーストを作ろうとしたら、小夏ちゃんに「メイプルシロップを出せ」と言われたんだって(笑)。そんな臭いもの食べれるかっていう感じだったのかな?なんだかありそうな状況でおかしかった。

  • 2007/01/07(日) 11:18:16 |
  • URL |
  • アンナ #DhuRAo1g
  • [編集]

ウケる!

資格はね、会社で義務で取らされるダケなの^^;
自発的ではありません(笑)

もしかしたら夢の中の私は、納豆トーストにメイプルシロップをかけようとしているのかもしれません(爆)
実際の私にそんな趣味はありませんが、夢の中の私ならそれ位やりかねないもんねっ(^_-)-☆

  • 2007/01/07(日) 17:44:17 |
  • URL |
  • 小夏 #t50BOgd.
  • [編集]

>小夏ちゃん
納豆トーストにメイプルシロップの話をしたら、frd大ウケでした。
意外と合うかもね(笑)。

  • 2007/01/08(月) 10:14:08 |
  • URL |
  • アンナ #DhuRAo1g
  • [編集]

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